ワイドナショー(2015/4/5)
2015年4月5日「ワイドナショー」での、発言を、文字にして残しておきたかったので、少しピックアップして書き起こしてみました。
「ワイドナショー」とは、普段スクープされる側の芸能人が個人の見解を話しに集まるワイドショー番組。
MCは、ゴシップ大王こと東野幸治
松本「東野くん、これはマズイよ。これはマズイで」
東野「何がマズイんでしょうか？」
松本「やっぱりね、こういう人に来られちゃうとマズイよね」
東野「僕らやったら、この2人が同時に映ってんねやっていうのが、楽しくてしょうがない」
松本「距離がさ、めっちゃ混んでる時の、ゆで太郎の距離じゃない。これ近すぎるでしょ」
中居「全くお二人が朝の匂いがしない」
松本「東野も大変やろなと思うわ」
東野「皆さんの意見も伺えるし、たけしさんが中々普段聞けない事も、本番中を利用して聞けるし」
東野「高橋ジョージさんも素晴らしいです」
東野「松本さんが、この番組で言ったコメントも、たけしさんにも当てれれるし、中々世代は違いますけど、中々共演もされませんし、たけしさんもワイドショーという番組のコメンテイターというのも、その芸人さんがするはしりと言えばはしりですよね」
ビートたけし「ワイドショーなんだけど、あれじゃないの、久米さんの横でやすしさん(横山やすし)がさ。(TVスクランブル)あれワイドショーじゃないけど、やすしさんのめちゃくちゃのコメントが、たまに当たってるから、やっぱりお笑いだっていう感があって、結構許してくれたんだよ。あれ、政治評論家とかだったら、結構やられちゃうよ」
東野「たけしさん自身は、ワイドショーに出るときに、なんか発言を自分の中でセーブしてたりもするんですか？」
ビートたけし「いや、俺はもうあの…元警察庁の古賀みたいに、本質を突かないよ。ちょっとズレなきゃ。本質を突いたら、だって、テレビ局プレッシャーかかるに決まってるんだから。なるだけ、本質を突いてるようで、チップだよ」
中居「ファールですよね。ジャストミートじゃないと」
ビートたけし「ジャストミートしたら、球飛んでって、どこ当たるかわからないから。一応チップはするんだよ」
東野「ギリギリのファールフライを打つように心がけてる」
ビートたけし「だから、芸人がね。やっぱりお笑いやってるから、頭切れるんですよ。その枠内に、かなり言いたい事を当てはめるから、便利なんですよ。だから、本質的には、たいして知らない。本質的な事を突かないから便利なんですよ。本質的な事を言ったら、大問題になって、そりゃ政府から圧力かかるんだから」
松本「今日ちょっとね、前園さんもいつもと違うのよ。なんか、顔つきがね、いつもと」
ビートたけし「あっ！前園さんだ！前説の兄ちゃんかと思った」
前園「あのもう…やっぱ緊張がいつもあるんですけど…いつも以上に、いつも以上にあります…」
東野「テレビって普段よくご覧になられるんですか？」
中居「へぇー為替観るんですか？」
ビートたけし「俺やってないんだよ。だけど、もしやってたら、いや〜儲かったとか1人でやってる」
東野「すごいお金持ってるから」
ビートたけし「全然持ってない」
東野「たけしさんが持ってなかったら、あと芸能人どうすればいいんですか」
ビートたけし「週刊誌で、俺が女が出来て、カミさんに100億で離婚って、デカデカと出されて、その100億持ってるって話が出ちゃったから、持ってないよ全然。中学の友達から電話来て『北野くん、元気か？』なんて、もう明らかに借金なんだよ。ふざけんなコノヤローって！もう50年以上前だぜ、元気もクソもねぇんだよ」
東野「松本さんは貯金とか」
松本「俺は、嫁にも俺がいくら貰ってるかを教えてない」
東野「すごいでしょ。これはこれですごくないですか」
松本「例えばレギュラーなんかなくなるわって話になったら、結構マジで『大丈夫なの？』みたいな。割とマジで。」
東野「奥さん！300年大丈夫です」
【米倉涼子 別居、離婚報道について】
そして、フライデー襲撃事件の話へ
ビートたけし「襲撃したわけじゃないんだけどな。ただ、来るなら来いって行っただけで、そんでみんなに電話して、ちょっとフライデー行くからって言ったら、東が『嫌だ嫌だ』って言うんだけど、いいから来いコノヤローって言って。嫌だって言ってエレベーター最後に入ったもんだから、先頭になって出てきた」
松本「あの人らしい」
ビートたけし「東が先頭になって、ボコボコにやっちゃったんで、俺がどけどけどけって」
東野「蒸し返すようですけど、あの時は結局、新しい女性とお付き合いしてて、奥さんもいてて、別居中ってことなんですか？」
ビートたけし「新しい女性がいっぱいいたんで、奥さんとこ連れてくるわけにはいかないから、入れ代わり立ち代り女が変わったんで、違うとこ居た方いいだほう。しばらくして、ちょっと家帰ろうかなと思ったら、子供がいたんだよ、俺の子なんだよ。で、俺見たとき、ガラッと開けて『おっ！たけしだ！』って言ったんだよ『お母さん、たけしが来てるよ』ふざけんな、てめぇの親だコノヤローって言って」
松本「今日1回もチップしてないですね」
東野「松本さんも色々書かれて、1番笑ったのは東スポに毛ジラミ」
松本「毛ジラミ事件か！」
東野「もう恥ずかしいというか…」
松本「これ、厳しいのは毛ジラミを移されたって女には毛ジラミ移してないのよ。他に毛ジラミは移してんのよ、やっぱりね。だから、俺のじゃないってのを声を大にして言いたいんやけど、そこに正義はないから」
東野「たけしさんが、コメントしてるんですよ。これで松本も毛ジラミなったら、これで1人前の芸人だって。これなんのコメントやねん思って」
松本「全然米倉涼子のこと言ってないやん」
ビートたけし「読まない。いくら読まないようにしても、耳に入ってくるから、だから、それだけ信じてる。それで苦労しない別に。避けてても、なんかでインターネット開けたとき、目に付いたり、あっそうっていう。だから、全然。あと俺、土曜日の夜に生やってるから、その打ち合わせの時に記事があるから、こんなことあったんだって」
中居「全く支障ないんですよね。僕も見ないですね。なんとかニュースも見ないですね」
ビートたけし「本当に全部無視して、尚且つ入ってくるニュースって本物かもなんだよ」
中居「こういうの全然、信じるも信じないも、そういう次元じゃない」
【ドイツ旅客機墜落事故について】
心の病について
東野「中居さんとか、国民的スターになって、メンバーの中でも、心の様子がおかしいとかなかったんですか？」
中居「いや、ありますよやっぱり。10代、20代の時は、多感な時期ですし、寝る時間もないし、遊ぶ時間も。でも、やっぱりいつの間にか、ガス抜きみたいなのも自分達で覚えていくんじゃないですかね。女の子と遊んだりとか、なんかスポーツをする、趣味に没頭するだとか。でも、やっぱりね、言わないですよ。誰かと揉めたっていっても、言わないですよ人に」
松本「仕事現場向かうまで、全然スイッチ入らないときないですか？俺何をしてんのやろう、どこに向かってるんだろう。で、スタジオ入って、全然ヤル気ないのよ、例えば正月明けとか、完全に休みモードなのよ。スタジオ入って、3.2.1で出ていって、お客さんの声援聞いて、なんか初めてスイッチ入って、一言なんか言うて笑いが起こってから、ああそうかそうかみたいな。僕はいまだによくありますね」
東野「たけしさんはいかがですか？そういうテンションが上がらないとか。ひょうきん族をよく休んでるとか？」
ビートたけし「あの当時、よく休んだね。なんかやりたくないんだよね。仕事やりたくねぇっていうか」
東野「でも、漫才ブームでスターになって、仕事バーってやって、どんどんお金も入って」
中居「そこを目指してたわけじゃないですか？」
ビートたけし「俺、実は工学部なんだよ。今の市榴弾なんか我々が開発したようなもんだって言い張ってんだけど。理数系。なんかお笑い好きなんだけど、あれ？俺これやる為に来た？なんかの間違えでなっちゃったというか」
ビートたけし「あとあれが嫌なの『あーたけちゃん面白い！』とか外で言われるのが大っ嫌い。だから、ご飯食べに行くとき出来る限り個室なの」
東野「さんま師匠なんて天性の明るさというか」
ビートたけし「さんまはもう、しゃべんなきゃ死んじゃうだろ。あれ、2日マスクしたら、死んじゃうよ」
松本「たぶん、僕とかたけしさんもそうなんでしょうけど、基本人見知りだと思う」
東野「たけしさんとね、1度特番したじゃないですか？あの『たけしとひとし』で松本さんおっしゃったのが、たけしさんは目を見てくれへんと、目を見てくれへんからズルいと。お互いシャイというか」
ビートたけし「まあ、お笑いやってる人だから」
松本「逆にされるんですよね。世間的には、お笑いやってる人は、すごい陽気で、社交的でと、いまだに思ってる人が多くて、実は、僕はほとんど逆、さんまさんみたいな、寛平さんみたいな人たまにはおるけど、鶴瓶さんもそうか、だいたいは違うよね」
東野「閉鎖的でって人の方が、お笑い芸人さん多い」
中居「なんで目を合わさないんですか？」
ビートたけし「いや、癖だよね」
東野「(映画の)演技指導とかは、タイプ的に無理ですよね？たけしさん」
ビートたけし「お前がやれって言われちゃったら、終わりだよ」
更年期うつ病について
松本「わかんないよね。もしかしたら、そうなのかもしれへん。でも、この仕事してるの、それすら、自分でもわかってない」
東野「たけしさんは、そんなのなかったんですか？」
ビートたけし「俺は…後で聞いたら、あの頃、酷かったねってよく言われる。朝、映画のオファーきて、台本貰って、じゃあやるよって。夕方になるとやらないよって、明くる日、昨日の台本見て、これやるよって、また夕方になるとやらないって。これ覚えてもない」
東野「バイク事故の辺りは？」
ビートたけし「完全に鬱だね。おかしかった。自分で、なんでバイクなんて買ったんだろう。バイクなんて乗らないから、なんでバイク乗って、色んなとこ行っちゃったんだろう」
中居「色んなところ行きたかったんですか？」
松本「じゃあ、鬱じゃないんじゃない」
ビートたけし「だけどね、頭って気持ち悪いんだよ。だって、(事故にあって)俺はそこで記憶がなくなって、病院で目が覚めた訳だ。で、いままでこうやって生きてると思うじゃん。もし、それが全て夢で、ある日、目開けたら、また病院のベッドだったってことがありえるじゃん。これがたまにね、いまでも(起きる時)薄眼を開ける時がある。病院じゃないだろうなって」
中居「やっぱり男から見て、惚れちゃいますよね。たぶん、12球団どこの野球ファンみんなが、黒田のことを応援してると思います」
山口「この人、すごいなと思ったのは、自分の人生の優先順位がハッキリわかってる。野球が1番、お金が野球に付いてくるって分かるんですよね。だから、1番良い環境で、気持ち良く野球出来る球団を選んだんじゃないかなと思います」
中居「恩返しだと思いますよ。前にいた広島に、また戻ってきてくれたっていう」
ビートたけし「ダウンタウンだって、お笑いだろ。お笑いってさ、客が2人でもウケないときのずっと覚えてねえ？あの舞台で失敗したときのこと。俺、10人くらいしかいないライブなんだけど、いまだにトラウマになってるもん」
松本「チャレンジ精神は、常に持っときたいし、それは舞台に関わらず、どういうときでも、どんな状況からでも、一応ゴールは狙おうかと思ってますけどね。最悪の状況でも、足グネってでも、とりあえずはゴールを狙おうかと」
東野「BIG3が若い頃は邪魔でしょうがなかったと」
松本「なんか今、いてくれるほうが俺らまだ頑張れるなって感じれる」
東野「たけしさんは、いたんですか？邪魔な存在というか」
ビートたけし「あんまり言えないけど、いかりや長介と萩本欽一を引きずり下ろすしか考えてなかった。萩本さん大好きだよ、ドリフも好きだよ。だけど、出て行く為には、この2人の牙城を崩さない限り、ひょうきん族なんかありえねぇと思うから」
ビートたけし「あと、萩本さんがすごい…コント55号大好きだったんだけど、良い人になってきたじゃん。あれは、お笑いにとっては、良い人はやだとなって、俺の正義に合わないとなって、それが、もし萩本さんの番組が、ずっと続くようだったら、これお笑いの危機だと思ってた。俺にとってのね。それの反面で、悪いことばっかしてた。ドリフも子供達に生で、なんとかすんなよとかするじゃん、もっと毒のある事が出来ないかと思ったから、この2チームはどうにかしたいと思った」
中居「松本さんは、引きずり下ろしてやろうっていう、そういうここを越えないとなっていう」
松本「だから、我々が引きずるというか、我々が吉本入ったときは、漫才ブームがほぼ終わってて、壊滅状態、焼け野原みたいな。こっから、なにを漫才を初めんねんっていう、バカじゃないかってとこから始まって」
東野「養成所第1期生ですし。尚且つ、色んな番組をやりだすと、全部たけしさんのやってる番組が、今のフォーマット全部たけしさんが考えた」
松本「元気が出るテレビの裏に、ごっつが来たのが…他ないかっていう。あそこ取っとかないと、我々もう後ないからね」
松本「SMAPは強い」
ひとまず、こんなもんです。
こんな通常回に、豪華なコメンテイターの話を聞けるとは…
私の記録用に残しましたが、ここまで読んで下さった方々、ありがとうございました。
