ただの記録と記憶

テレビ観てます。ラジオ聴いてます。

とんねるずのみなさんのおかげでした(2015/6/11)

企画「石橋温泉」での、森三中 黒沢かずこのテレビへの想い。それを書き起こしました。


まず「石橋温泉」とは、芸能人たちが悩みを、とんねるず石橋貴明に相談するコーナー。今回はそれの第2弾


相談内容
いとうあさこ「人を好きになれなくなった。1人で死ぬのが怖い」

椿鬼奴「夫にアルバイトを辞めて欲しい」

大久保佳代子「恋も仕事も不安だらけ」

ミラクルひかる「今の彼氏と結婚出来るか不安」


そして、舞台は寝室に移り

メインは黒沢かずこへ



黒沢かずこ「皆さん、第二段階、次の段階にいけるじゃないですか。この芸能界に入って、何か面白い事してみたいっていう段階を経て、その次結婚だとか色々あるじゃないですか。その自分でやりきった感がなにもなくて、だから、次のステップになにも運べてないというか。これか?これか?お前の人生これか?って思っちゃうんですよね。でも、その分前にいけるタイプじゃないんで、そこがちょっと矛盾してるとこなんですけれども。いつまでたっても成功が見えないので、この年齢まできちゃって、次のステップというか、女性の幸せを考えられない」

石橋貴明「芸人として、見える場所みたいなとこにいかないと。何が見えたら、よし!これだってわかる?」

黒沢かずこ「小さい方から大人まで面白いって思われたい、一回でもいいから。で、常に冠やるのもそうですけど、なにか発信出来る場所があったらなとかって思います。テレビ局とか行っても、自分たちで番組とかもあんまりやらせて頂く機会なかったんで、メインとかで。スタッフさんとも関係がちょっとずつたったりとか、心を開いてなかったりっていうのもあって。で、番組に自分が関われなくなったら、全然あのスタッフさんたち話しかけてこないなとか、そういうのを見ちゃうんですよね。あの先輩に対しては、あんな感じでヘラヘラいってるのに、うちらみたいな若手に対しては、そんな態度とるんだってのを見てきちゃってるので。悔しい!っていうのがあるんですよね」

石橋貴明「それは多かれ少なかれ若いうちはあるからね」

黒沢かずこ「テレビ業界のことがあんまりよくわかんなかったんで、今すごいそれにぶち当たってます。もう1回色んな事をちょっとずつやっていかないと、あの人なにやってる人だろうって思われてるなと思います」

石橋貴明「それをかなり払拭しない限り、女の子としてどうこうっていうのはないんだ?」

黒沢かずこ「ないんです!なんかビビっちゃってて、それをブチ壊すっていうチャンスもないし。ここ最近、4、5年くらいフワフワしてるんすよ」

石橋貴明「ぶつかってみる?昔みたいに。ここで安西!」

石橋貴明が番組プロデューサー安西義裕を呼ぶ。(制作会社の人)

ここから、黒沢かずこの『今のテレビ業界』に対する熱い想いが



黒沢かずこ「この間、安西さんたちがやってた番組(特番)で、あんまり現場の雰囲気が良くなかったんです。だけど、安西さんは、中に入っていかなかった、それはちょっと怒りがありました。安西さんは、俺たちも入っていきたいけど、俺たちがメインでやってるやつじゃないからって言って、それはテレビを作る人として悔しくないのかなと思います」

f:id:tikutaaku:20150614105736j:image

「いつからテレビはこんなになっちまったんだ。もっと、なんでその世代が、もっと若者にチャンスをくれず、なんでそうやってなんにも動かないんだよ!この世代が!悔しくないの?今、このテレビ業界に対して」


そして、安西Pへ強烈ビンタ

黒沢かずこ「なんで?局制作だからって遠慮するなよ!なんでだよ!自信を持てよ、今までIVSやってた事とか全部!ヘラヘラヘラヘラしてんじゃなくてさ、変えてやろうって気持ちでさ、なんで制作やんねぇんだよ!ずっと貴さん、貴さんっていってさ、貴さん好きなのはわかる、とんねるずさん好きなのはわかる、もっとでも自分で動かしてやろうって思わなきゃ!なんであん時さ、ダメだと思ったら、現場にさ、フロアに出なかったの!フロアの文句ばっかり言って、なんでフロアに出なかった!」

またしても強烈ビンタ

安西P「ごめんな、黒沢」

黒沢かずこ「そんな先輩たちが、なんで局制作にさ、参ったよもう…気ばっかりつかってさ、局の人達ばっかり気つかってさ、なんでそう局の人もさ!なんで局の人が偉いみたいにすんの?なんで!なんで!貴さんなんで?なんでこうやってる人たちがさ、一生懸命頑張って作ってるじゃん!こういうおじさん達が、もっと現場で…なんで局の人がドンドンドンドン偉くなってさ、局の人にさ…局!局…いるのか局?」

そして、出てくる局側の人間
太田一平プロデューサー

f:id:tikutaaku:20150614110708j:image

黒沢かずこ「髪の毛そんな風にするぐらいだったら、もっとテレビのこと考えろよ!なんでそんな焼いてるヒマがあるんだったら、テレビのこともっと考えろよ!ああーーなんで、なんでこんなパステルカラー着るの?意味わかんない!これさ、テレビなにで臨んでるの?いい大人がさ、テレビ作るのに、こんな気持ちでさ、演者とか、貴さん時間押してるのにずっといてくれるんだよ。なにひとつ巻こうなんて言わないで。なんで貴さんの近くにいないのさ、今!フジテレビあんまり呼ばれないからいいけどさ、私なんか!なんでさ?あぁ、どうしようこれ言おうかな」

「空気の流れ良くしないわけフジテレビって!こんなに人ばっかりで、その人とさ、ディレクターの関係がずっと続いてってさ、若い人たちなにも入っていけないじゃない!で、若い人たちがやろうとしたら、ネタ番組でさ、すぐ終わらせちゃってさ!自分が関わってない番組だと、横で見てるんでしょ。全体的に考えてないテレビの事を!ずっとそうやって制作のお金なんかしようと思ってるんでしょ。制作のお金でさ、呑みに行ければいいみたいなさ!違うんだよ!そのお金をどっかに使おうよ!」


出演者一同拍手

黒沢かずこ「自分たちの給料カットしてでもいいから、こんなタレントを使いたい、もっとこんな予算を使いたいって言えばいいじゃん!なんで、一生懸命みんなで×××貰ってんの、フジテレビの人って!なんで自分たちでカットしないで、このお金でもっと面白い番組作ろうよとかさ、もっと上に訴えかけようよとかならないの?で、具体的にフジテレビをどういう風にしていきたいのって」

安西P「黒沢、もうやめろって」
止めに入る安西Pに、またしてもビンタ


石橋貴明「女の子としてどういう風にいけばいいんだっていうのが、フジテレビに対しての怒りになっちゃった」

大久保佳代子「めっちゃテレビ好きなんだよね」

黒沢かずこ「テレビ好きっすよ!」



石橋貴明「今、フジテレビ大変な状況になってきてるんで、本当にこういう怒りをもってでも変えないと、フジテレビ良い形に確かにならないと思います。ある人と話しましたけど、2020年の東京オリンピックまでには、なんとかフジテレビを変えようじゃないかと。本当に頑張らないと」

黒沢かずこ「とんねるずさんとか、みなさんとか、やっぱりこのオンエアここしていいのか、他の局だとオンエア出来ないこととかもやってくださるんで、カッコイイなと思います」

石橋貴明「ありがとうございます」

黒沢かずこ「守りに入らないというか、そのテレビを知ってる上での、そこに挑戦してくださってるんで、カッコイイなと思います」

石橋貴明「ありがとうございます」


石橋貴明「僕もフジテレビに出て、僕もフジテレビにチャンスをもらって、この世界に出てきたんで、なんとかフジテレビに元気になってもらうように、黒沢さんとなんか番組を企画しましょう」


と言われて、この驚きと嬉しさの表情
f:id:tikutaaku:20150614113140j:image

黒沢かずこ「うわー嬉しい!なんかぶちのめしたいっすね!」

石橋貴明「まず深夜からでもいいので、なんかやってみましょう。フジテレビをぶっ壊すような企画を


黒沢かずこ「確かに情報番組も好きだけど、情報番組めっちゃ録画するけど…でも、もっとお笑い番組があってもいいんじゃないかなと思います。なんで、人で終わらすフジテレビでいて欲しくない。結果、数字とか上の人がこの番組終わらせた方がいいとかいうのじゃなく、もっと、もっと面白いのを作っていこうと、先のことを見て欲しいです」

石橋貴明「わかりました、必ず。頑張りましょう」

黒沢かずこ「お願いします」

にて番組終了。


黒沢かずこがフジテレビに思っていることを吐き出し、それをちゃんと放送するフジテレビ。

そして、その様子をずっと口を出さず見ていた、とんねるず石橋貴明

その絵だけでも、グッときてしまいました。


ただのテレビ好きですが

ぜひフジテレビから、元気になって、テレビ業界全体を、また盛り上げていって欲しいです。