SICKS〜みんながみんな、何かの病気〜
「SICKS〜みんながみんな、何かの病気〜」
第8話が放送されました。
この回で、どうストーリーが進んだのか
振り返ってみました。
第8話(2015年11月27日)
こちら鬼女探偵事務所
片岡「ヤバイな、日本」と言い、新聞の記事を読むシーンからスタート
時刻は00:30PM
新聞の見出しには「国内で続出する奇行は伝染病か」「各国が渡航禁止を…」
鬼女探偵事務所の3人がいるので「晒したい病」かと思いきや
「ガチ夢病」
皆とは違う個性的な夢を持っている自分に酔って、反対する意見など耳に入らなくなってしまう。
完全にコメディ路線の展開
夢を語る店員役の今野
「絶対、東京で成功するって。絶対、ダイヤモンド☆ユカイさんみたいなロックアーティストになるって、地元のダチと約束したんでね」
「地元の国道沿いに、平仮名で『あびぃろぉど』って書く店があって、そこのマスターのハリーさんと約束したんです。エドモンド☆ユカイさんみたいに、3年以内にC.Cレモンホール満杯に出来るアーティストになるって」
佳子「もうないわよ、C.Cレモンホール」
晴海「もうない、名前変わった、元に戻った」
突然、ライフルを取り出す片岡「こういうの持ち歩いてても、なんにも言われへん国になっちゃったね」
晴海「ええ、その元凶を捕まえにいきましょう」
そして、オープニングへ
この話では、第7話まで出てきた、何かの病気を抱えた人達だけではなく、この国に全体がおかしいことが記されています。
「レビュアー病」11:15AM
何事にも上から目線で評価をしてしまう。人によっては心に刺さる。
いつもの中華料理店のシーン
そこにいる、中華の魔人
しかし、前回の第7話で人造人間MAZ1Nという名称が判明したので、表記はこちらになっていました。
テレビをつける人造人間MAZ1N
そこには、「サッカー界のキング、三上和也選手が、試合中75回のハンドを繰り返すという事件が起こりました」
ここでも、さらっと奇行な事件が映し出されています。
そして、店主とのやりとりへ
人造人間MAZ1N「つばめちゃん、早く戻ってくるといいですね」
店主「お前は、機械だけどよ、人間よりよっぽど優しいよな」
人造人間MAZ1N「いえいえ、ただ自分でも自分が機械だと信じられないぐらい、つばめちゃんに性的興味がありますから」「でも、大丈夫です。私には生殖機能がありませんので」
お店はオープンし、満員に入るお客さん
お客さんたちをズバッと評価していく人造人間MAZ1N
「おい、売れ残りババア!腹いっぱい食えよ」
客「ここって、辛口人生相談の店員さんのいるお店ですよね?」
すっかり、このやりとりが有名になっている模様。
演じる春日が言うこの決め台詞「腹いっぱい食えよ」が実にしっくりきます。
最後に、店主を分析する人造人間MAZ1N
「つばめちゃんが、本当の娘でない確率98%」
といわれ、動揺する店主
「撮れ高病」01:10PM
想定したオチの為には手段を選ばない。只今アイドル育成中。
そこには、テレビ局の楽屋で踏ん反り返る、アイドルプロデューサーになった小木博明演じる酒井
そして、プロデュースされているのは、「フルボッコ病」にいたリコ
ファンレターを読むリコ
そこには、「最近、自分のことがわかりません。気がついたら、変なところにいるんです」
「先生も学校に来なくなってしまい不安です」
ここにも、世間での奇行が記されています。
電話口で起こっている酒井
酒井「だから、テレ東はダメだろー!」
- 酒井の業界用語①テレ東
「テレビ東京の略。アナログ時代12チャンネル。アニメ・旅・グルメ・素人ものが得意。有名なタレントの扱いがよく分からない」
ここで「フルボッコ病」で活用していた解説テロップ
このテレビ東京の自虐ネタね。
酒井「BSジャパンも出ないぞ!」
- 酒井の業界用語②BSジャパン
電話が終わり、楽屋に入ってくる新人マネージャー
自己紹介をする新人マネージャー安川に
酒井「はやーい!はやいよ、お前は!挨拶は俺が言ってから挨拶しろよ」
- 酒井の業界用語③酒井のタイミング
「下っ端スタッフどもは、全て酒井Dのタイミングで動かねばならない」
すっかり酒井のおかげで、売れっ子になったリコ
リコ「はい、これ今月の有名税です」といいお金を払う。
酒井「税金っていうのは、国民の義務だからな。芸能人は有名税払わきゃダメなんだよ」
- 酒井の業界用語④有名税
「アイドルやタレントが有名になったら、お世話になった人に支払う税金」
安川「なにこのシステム…」
- 酒井の業界用語⑤取っ払い
「アイドルやタレントが、現金払いで事務所を通さず番組に支払う手数料」
酒井「印税ってきいたことある?CDってさ、売れたら売れた分だけ、印税ってのがかかるわけ。どうなのこれぶっちゃけ?印税って払える?」「最初はみんなそうなんだよ。不安なのわかる、CD1枚1500円、それの10%、100万枚、ズバリ1億5000万円だよ。税金はさ、国民の義務だからさ、払わないとダメだよね」
めちゃくちゃな理論を展開し、リコを丸め込んでいく酒井
これは、もう小木さんは演じてないで、素なんじゃないかと思ってしまうほどの怪演
酒井「売れるが先か、破産が先か、勝負だな」
リコ「負けないぞ〜」
今のところ、この「撮れ高病」の酒井だけが、SICKSの効果が薄まってないんですよね。
他の出演者にはある、薬が減っているところや、まともなことを言い出すシーンが、この酒井だけは、未だにありません。
個人の見解ですが、この「撮れ高病」だけ、他のコントと繋がるのも遅かったですし、なにか他のコントとは、1歩ズレて進んでる感じがしてしまいます。
「フルボッコ病」01:40PM
他人を叩く事と、承認欲求にとらわれて、大事なものを見失うさま
こちらも、テレビ局でのシーン
すっかりテレビ業界での、毒舌キャラで定着しているマユ
手元には、このあと出演する番組の台本が
そこには、「『マユきち先生のトコトン叩きたい放題』今回のトークテーマ"謎の病気撲滅に積極策なく国交断絶!どつなる日本!」の文字が…
そこからも、日本全体にSICKSの効果が蔓延していることがわかります。
変わらずマユのパートナーには、SICKSの効果が切れ正気に戻っている時村
時村「ドMとかいう言い方、キツくない?そのマグロとか下ネタじゃん。とにかくさ、もっとお茶の間が安心して観れるような、ほのぼのとした叩き方をして欲しいんだよね」
マユ「ほのぼのした叩き方ってなに?」
時村「ほのぼのって言ったら、森かな。で、森のみんなの中で、あんまり積極的じゃなさそうなのっていったら、羊さんかな」
ネット記事をみるマユ
そこからの怒涛のいきおい!
文字起こししようと思ったけど、文字量、セリフの速さで断念…
女優・清水富美加のすごさたるや!!
マユに首を絞められ、倒れる時村
時村「苦しい〜早く本物のワクチンを…早く時間がない…」
ここで、正気に戻った時村より謎のセリフが
最後には、テレビ局でリコと再会するマユ
「ガチ恋病」00:35PM
妄想と現実の区別がつかず、見て見ぬふりを繰り返す
友人の高見沢と歩いている発田
SICKSの効果が消え、すっかり正気に戻り、就職した模様
発田「おれ、そこそこのエリートたったのよ。それがあまもっちゃん、天本の野郎に、SICKS飲まされてさ」
8年前の記憶がしっかり戻っている。
そして、道行く先で見かけたのは、家出しているつばめちゃん
発田「いつぶりかな?新作が出てたから、無事なのはわかってたけど」
つばめ「なんで追ってくるんですか?」
発田「もう1度、ちゃんと話しがしたくて」
つばめ「わたしのこと、処女だって言ってくれるんですか?」
発田「それは…待って!」
つばめ「離して!」
発田「処女かどうかなんて、関係ないじゃないか!つばめちゃんは、処女じゃないけど、十分処女っぽいよ!」
つばめ「ぽいじゃダメなの!だって、つばめは処女なんだよ」
発田「もう今は、そんな風に思えないんだ…」
つばめ「ひどい…あんなに激しく愛し合ったというのに?」
高見沢「だからじゃないか?」
つばめ「思い出すな、このシチュエーション。発田さんが、初めてイベントに来てくれたときの、あのDVD」
発田「つばめの淫乱スパイ大作戦だったね」
つばめ「黒ずくめの男たちに追い詰められて、見逃してもらう代わりに、私が自分から迫ったのも、こんな路地裏だった」
発田「覚えてるよ。ストーリー仕立ての作品で、つばめちゃんの演技は、棒そのものだったけど、絡みは本域だった!あれは、擬似なんかじゃなかった!」
つばめ「それでも、発田さんは、私のことを処女だって言ってくれた」
発田「あの時は、どうかしてたんだ」
つばめ「そんなのズルいよ!確かにあった過去の記憶まで、なかったことにするつもりなの…」
発田「つばめちゃんを処女だって思ってる人なんて、この世の中にいないんだよ。だって、つばめちゃんはAV女優だから!それが現実なんだよ!どう考えても違うことを、ずっと思い続けてくれる人なんて、この世の中にいないんだよ!」
つばめ「お父さんは、私を本当の娘だって思ってくれた。本当のお父さんじゃないけど、血の繋がってない私を娘同然に可愛がって育ててくれた。だから、私もあの人のこと本当のお父さんだと思って暮らしてきたの。本当のお父さんじゃないけど、そんなこと考える必要なんてないでしょ。現実を生きる為に、見ていたい夢だってあるんだよ」
発田「申し訳ないけど、本当の俺は、夢のない男なんだ。本当は、黒髪で清楚で処女が好きで、他の男の使い古しの中古女なんて論外だって、軽蔑してた」
つばめ「私のことも?そういう目で見てたんですね」
発田「だから、つばめちゃん。改めて、僕と結婚してくれ!ごめんな、こんな夢のないところで、プロポーズしてさ」
つばめ「てことは!!」
発田「つばめちゃんは、処女だ!迷うことなく処女だ!」
つばめ「私、今日も撮影だったんだよ。不思議なアプリで時間を止められて、無反応のまま、好き放題やられまくる作品に出演してきたところだよ」
発田「処女だ!僕たちが生きている、正常な時間軸の中で、つばめちゃんは処女だ!」
つばめ「昨日は、高級ソープ嬢の役で、ファンから募集したガチの童貞くんを手取り足取り筆下ろししたんだよ」
発田「処女だーー!!!相手は素人童貞だ!ってことは、つばめちゃんは処女だ!」
つばめ「こないだだって、全長30センチもある」
抱きしめる発田
発田「そんなものが、入るわけがないんだよー!つばめちゃんは処女だ!なにがあろうと、誰がなんて言おうと、僕の中では、処女なんだー!」
つばめ「どういたしまして」
高見沢「つばめちゃん、最近は企画モノが多いんだな…」
なんだ、このやりとりは。
これを大真面目に演じる、オードリー若林正恭と岸井ゆきのの演技は、素晴らしかった!
その会話の中でも、最初の「レビュアー病」にあったように、つばめちゃんは、あの中華料理店店主の実の娘ではないことが判明しました。
もしかした、以前、つばめが発言していた「姉がいる」というのも、実際の姉妹ではないのかもしれませんね。
正直、この設定は番組のストーリーの流れ的に、必要があるのかな?と思ってしまいましたが、わざわざ実の親子ではないことにしたのには、なにかしら理由はあるのでしょうね。
今後の展開が楽しみです。
「晒したい病」00:40PM
自分に直接関係ないことまで知りたい。調べたい、晒したくて仕方がなくなる
今までの、ストーリー展開の中で、1番謎が解けるのが「晒したい病」こちら鬼女探偵事務所です。
地図を広げ、SICKS感染者の割合の多い地域を調べている3人
晴海「円心状に分布している理由は…」
片岡「浄水場か」
佳子「天本が水道水にSICKSを混ぜてるというわけだ」
ここで、第5話の番組最後に、天本が第一浄水槽というところに、SICKSを入れていたシーンと繋がりました。
晴海「都内で浄水槽があるのにも関わらず、まだ感染者が増えていない地域は…」
葛飾区が映し出されます。
そして、舞台は逃げる天本と監視をしていた人たち
時刻は、01:04PM
鬼女探偵事務所の3人、否、青野研究所の諜報部員の3人によって、次々と撃たれていく。
撃ち合いとなり、片岡が撃たれます。
そして、発狂する佳子
この野口かおるの怪演たるや!
1人、また1人と殺されていく天本の協力者たち
そして、最後には…
天本と佳子が車で轢かれます。
突然の展開に、観ていてビックリしました。
晴海「あ〜死んじゃったら意味ないのよね〜」
車で轢いた人物が横を通り過ぎるも、死んだ仲間の佳子にも、特に触れることなく、意味深な発言をして、その場を去る晴海
そして、番組最後
01:07PM
辛うじて、意識のある天本
手にある携帯で、謎のデータを送信して力つきる…
その、データの送信元が
なんと人造人間MAZ1Nだったのです。
この急激なストーリー展開!
この第8話まで放送されてきて、ずっと謎に包まれ、やっとこのSICKS事件の犯人だとわかった天本和己
その天本が、なぜこのような事件を起こしたのか?なにが目的だったのか?が明かされることなく殺されてしまいました。
謎が、さらに増えた回でした。
判明したことはといえば
- 日本中で、SICKS感染者が増えている
- 中華料理店店主とつばめは、実の親子ではない
- 時村の発言より、本物のワクチンがある
- 天本は、水道水にSICKSを混ぜて、感染者を増やしていた
次回、天本が死んだいま、天本より謎のデータを受信した人造人間MAZ1Nがどのような行動を起こすのか
とても、楽しみです。
それにしても、晴海怪しいね。