ただの記録と記憶

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逃げるは恥だが役に立つ 最終話「夫婦を超えてゆけ」

2016年、12月20日

火曜ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の最終話が放送されました。

 

絶賛『逃げ恥ロス』中の私ですが、最終話での好きな言葉などを振り返ってみました。

 

 

最終話「夫婦を超えてゆけ」

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みくり「大好きな人からのプロポーズ。嬉しかった…嬉しかったのに、なぜ私はモヤモヤしてしまうのか…このモヤモヤはなんなのか…今日は、火曜日だったあれから、ハグの日は解体され、気持ちの赴くままに毎日していたものだから、気持ちが離れてしまえば、手すら触れない、なにもない。当然だ、せっかくのプロポーズを台無しにした、こんな小賢しい女…見捨てられて当然なのだ。一度出てしまった言葉は…感じてしまったモヤモヤは、なかったことにはできない。お互いに

 

 

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みくり「一般企業なら、人が大勢いて、人事異動もあります。昇給や賞与など、客観的に従業員を評価するシステムもある。でも、夫婦の場合、一対一なんです。夫が評価しなければ、妻は誰からも評価されない。つまり現状の、専業主婦の労働の対価は、この基本給プラス雇用主の評価(愛情)ということになります。きわめて不安定な要素なんです。雇用主の気まぐれで、いつでもゼロになりうる」

 

 

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平匡「夫が雇用主で、妻が従業員。そこからして間違っているのでは…主婦も家庭を支える立派な職業である。そう考えれば、夫も妻も共同経営責任者

 

 

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オープニング『それぞれの道

 

 

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百合「今まで頑なに生きてきちゃったから、今さら刹那的な恋愛とか考えられないし、だからといって、私と風見くんがまともに付き合えるかっていうと、風見くんが生まれたとき、私は17歳で、風見くんが20歳のとき、私は37歳で、風見くんがやっと40を過ぎる頃、私はもう還暦で…どこまでいっても、風見くんは私の甥っ子なの…」

 

 

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風見「つまりほかの男がうんぬんではなく、僕自身に可能性がないってことか…よくわかりました…僕は百合さんを叔母だとは思えないんで、これで終わりにします」

 

 

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みくり「ホント言うと私、そんな几帳面じゃないんです。どちらかというと四角い部屋を丸く掃くタイプで」

平匡「え?今までは?」

みくり「仕事だったから、完璧にしなきゃと、念には念を入れていました。でも、本当は、生活するのに困らない程度に綺麗なら、生きていけると思ってます

 

 

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沼田「こないだから、もしかしてもしかしたら、そうなのかもと思っていたんだが、津崎くんとみくりさん、好き同士なのかい!パッションなのかい!当たり前が当たり前じゃないときだってあるんだ。世の中にはね、目に見えないダークマターだって存在するんだよ!」

 

 

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みくり「子供じゃないんだから、隠したってしょうがないでしょ。はぁ…チンするご飯買ってきます!いいです、私コート着てるし、食事の担当は私なのに、頼んだ私が悪いんで、私が行ってきます」

 

 

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風見「10数年ぶりに恋をしたんだ。自分でも滑稽なくらい、ひとりの人を想ってる

 

 

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梅原「好きならいっちゃえばいいのに!そうやってあれこれ考えるから、ダメなんですよ。俺は、俺の好きな人に、会いたくても会えないんで…嫉妬です。羨ましいんです。世界中の自由に会える人たちが

 

 

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みくり「今日の私は…最低だった…余裕がないと、途端に本性が顔を出す。生意気で、偉そうで、小賢しいみくりが…私は、自分が嫌いだ自尊感情の低いのは、私のほうだ…平匡さんが愛したのは、家事を完ぺきにこなす、いつも笑顔で優しい理想の妻で…お米ひとつで、ひどい態度をとる女じゃない…選ばれたくて、認めてほしくて、なのになりたい自分から、どんどん遠ざかる

 

 

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百合「あなたは随分と自分の若さに価値を見出しているのね。私が虚しさを感じることがあるとすれば、あなたと同じように感じている女性が、この国には沢山いるということ。今、あなたが価値がないと切り捨てたものは、この先あなたが向かっていく未来でもあるのよ。自分がバカにしていたものに、自分がなる。それって辛いんじゃないかな。私たちのまわりにはね、沢山の呪いがあるの。あなたが感じているのも、そのひとつ。自分に呪いをかけないで。そんな恐ろしい呪いからは、さっさと逃げてしまいなさい

 

 

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平匡「僕が思ったのは、分担って結構厄介だなということです。分担した仕事を相手が出来ていないと、マイナスに感じる。一方、出来ている場合でも担当なんだし、やって当然と思ってしまって、感謝の気持ちが持てない

 

 

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みくり「いっそ、役割分担をやめましょうか。シェアハウスみたいに、自分のことは自分でやるんです。ひとりでもご飯を作ったり、掃除したりしますよね?」

平匡「でも、それだと共通スペースをどちらも掃除しない可能性が」

みくり「じゃあ、家事の全部、私がやります。でも、それはボランティアです。あくまでボランティアなので、私が自分で、あぁもう今日はご飯作りたくないと想ったら、作らないし、今日は掃除したくないと思ったら、掃除しません。ボランティアだから、ご飯ないんですか?とか言わないでほしいし、部屋が汚いですとか言わないでほしい。だって、ボランティアだから!仕事じゃないから!」

平匡「みくりさん、話の方向性が」

みくり「やめるなら、今です。平匡さんだって、面倒ですよね、こんな生活。私と暮らす前みたいに、外部の家事代行業者に、週に一度頼む程度のお給料ならあるはずです。ひとりなら…主婦の労働の対価がどうとか、小賢しこと言わないで…平匡さんのプロポーズを素直に喜んでくれる女性は沢山います。それが普通です。面倒を背負う必要はありません

 

 

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平匡「みくりさんが閉じたシャッターは、いつか僕が閉じたものと同じかもしれない。だとしたら、僕は開け方を知っている何度も何度も、呆れるほど…見捨てずに、ノックしてくれたのは、ほかの誰でもない、みくりさんだ

 

 

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平匡「面倒を避けて避けて、極限まで避け続けたら、歩くのも、食べるのも面倒になって、息を吸うのも面倒になって、限りなく死に近づくんじゃないでしょうか。生きていくのって、面倒くさいんです。それはひとりでも、ふたりでも同じで、それぞれ別の面倒くささがあって、どっちにしても面倒くさいんだったら、一緒にいるのも手じゃないでしょうか。話し合ったり、無理なときは時間をおいたり、騙し騙しでも、なんとかやっていけないでしょうか。やってやれないことはないんじゃないでしょうか。みくりさんは、自分のことを普通じゃないと言ったけど、僕からしたら、いまさらですとっくに知ってました大したことじゃありません。世間の常識からすれば、僕たちは最初から普通じゃなかったいまさらですよ

 

 

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みくり「うまくいかないとき、待っていてくれる人…信じてくれる人…見失っちゃいけない。立て直そう、ひとつひとつ。立て直そう、ゆっくりでも

 

 

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平匡「みくりさん、あんな走れたんだなぁ…」

 

 

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百合「なんだかんだいって、年齢っていう呪縛に一番縛られていたのは、私なのよね怖気づいちゃったのよ…自分の歳に引け目を感じて付き合うよりも、友達でいたほうがいいかなって…都合よくいかなかった…」

 

 

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梅原「土屋さんの名前、勝手に借りてんの。ゲイアプリで

 

 

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日野「ついに会えた~。一生会えないかと思った」

みくり「私もです」

平匡「運命が覆った瞬間です

 

 

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日野・妻「はじめまして、日野の家内です」

 

 

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百合「なにもなきゃ動けないわよね、不自由な大人たちは

風見「この歳のなると、空気を読んでなんとなく関係を結んだり、いつのまにか付き合ったりしますけど…僕は、百合さんが好きです。きちんと言いたくて」

百合「私も好きよ…甥っ子じゃない、風見くんが。先のことはわからないけど、今の気持ちに素直になってみてもいいかなって

 

 

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みくり「私の小賢しさは、どこにいっても嫌われるんだなぁって思ってたけど、青空市の仕事は、むしろ喜んでもらえて。小賢しいから、出来る仕事もあるのかもしれません

平匡「小賢しいってなんですか?言葉の意味はわかるんですが、小賢しいって、相手を下に見て言う言葉でしょ。僕は、みくりさんを下に見たことはないし、小賢しいなんて思ったこと一度もありません

 

 

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みくり「ありがとう

平匡「なんのありがとうで?」

みくり「大好き

 

 

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みくり「私たちを縛る、すべてのものから、目に見えない小さな痛みから、いつの日か、解き放たれて、ときに泣いても、笑っていけますように

 

 

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平匡「提案なんですけど、ハグの日、復活させませんか?忙しいと、忘れがちになったり、ケンカしたときに、どうやって触れたらいいのか、わからなくなるので

 

 

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みくり「応相談で

 

 

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みくり「沢山の道の中から、思い通りの道を選べたり、選べなかったり、どの道も面倒くさい日々だけど、どの道も愛おしい日もあって、逃げてしまう日があっても、深呼吸して、別の道を探して、また戻って、いい日も、悪い日も、いつだってまた、火曜日から始めよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上です。

今回も、1話分なのに、長々となってしまいました…それほど、面白いドラマだったんです。

 

 

最終回。第1話から、見続けてきた人たちにとっては、特に感極まる台詞が多かったです。特に

最終話でのみくりなんて

第4話より・平匡「相手も自分も嫌いになる」「いっそ手放してしまえばいい」と言っていた平匡のようでしたし

 

お風呂場の壁一枚はさんで、平匡がみくりに言う台詞なんて

第8話より・みくり「私にとっては、大したことじゃありませんでした」と、同じ言葉を返しているシーン

 

 

まだまだ抜け出せなそうな「逃げ恥」ロスですが

今年の最後…大晦日、NHK紅白歌合戦で、あのふたりが見れることに胸を躍らせようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数年前まで、好きな俳優は?よく聴く音楽は?と聞かれた際、『星野源』と答えても、ほぼ「だれ?」となっていたことが、まるで嘘みたいです。